大番狂わせから7ヶ月半、タイソンvsホリフィールドの世紀のリマッチ。

世界中が注目するこの一戦は文字通りの大一番で、両者のファイトマネーは50億円にものぼりました。
しかし、皆さんもご存知のようにこのメガバイトは、タイソンの猛獣本能がむき出しになったことで、最悪の形で幕を下ろすという残念な結果に終わってしまいました。

試合は物凄い熱気、緊張感の中で1Rが始り、タイソンがプレッシャーをかけてぐいぐい前へ出て行くのかと思いきや、それほどタイソンは前へはでずにお互いに様子を見るといった感じで進んでいきますが、逆にホリフィールドがタイソンをロープに追い詰めるシーンやラウンド後半にはホリフィールドのショートの右が当たり、更にパンチをたたみかけるホリフィールドに負けじとパンチを繰り出すタイソントいった見応えのあるラウンドでした。
若干、タイソンの動きが硬く、ホリフィールドの人気が凄かったのを感じました。

第2Rに入り、タイソンの動きパンチ、スピードは悪くはないんですが、ホリフィールドは怖がらずに勇気を持ってしっかりと受け止めているという展開で進んでいきます。
ラウンド前半にバッティングによりタイソンの目じりが切れて、試合が一旦止まりますが、すぐに再開されます。
その後は、ホリフィールドのローブローやバッティングに対してタイソンがレフリーに注意を促すシーンが見られます。
ラウンド終盤にタイソンがホリフィールドの腕を軽く決めてその事にホリフィールドが興奮してむきになってパンチを放つという荒々しい展開でラウンドが終わります。
今思うと、このラウンドから次のラウンドに繋がる波乱の前兆はあったように思えます。

そして、運命の第3R、タイソンがマウスピースをし忘れるというハプニングがあり、会場は異様な雰囲気になります。
マウスピースをしてからのタイソンは野獣のように本能むき出しでホリフィールドに襲いかかります。
しかし、強引過ぎてかなり力みもあり長続きはせず、ホリフィールドは冷静に受けて立ちます。

ラウンド中盤にはお互いにいいパンチがヒットしてスリリングな展開になります。
そして、ラウンド後半に運命の瞬間が訪れます。

お互いにパンチが空を切った後にくっつきもみあいになったなかでタイソンがホリフィールドの耳をガブリンチョとまずはひと噛み、その後、減点2点を与えられた後に試合が再開されてすぐにまたちょいガブとやちゃいます。

ラウンド終了後にタイソンが2回噛んだ事がVTRでわかった後はリング場に沢山の関係者がなだれ込みこの世紀のメガバイトは幕を下ろします。

この時に思いました。
タイソンが婦女暴行で、捕まり幻に終わった時の両者が特にタイソンが全盛期の時に見てみたかったと・・・・・・

ボクシングビデオ&DVD情報は>>>